俺のいいはなシーサー

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    それは、俺が高校3年の卒業式当日の話。

    ある科目で俺は担当の先生から無情な一言を宣告された。

    「矢吹!おまえ出席日数が足りんぞ。
    このまま学校に来ても卒業できんぞ」

    その科目は水曜日の1、2時間目だった。

    水曜日のその時間はなぜか遅刻ばかりして
    昼から学校に登校すると云う事が多かった。

    それがたたり、このまま授業を受けても卒業できないという。

    もう一度3年生をやらないといけないのか・・・。

    俺は、頭の中が真っ白になった。
    しかも3学期、卒業前。

    他にも何人か宣告されたヤツもいたのだが、
    俺は、思い出作りの為もあって
    残りの授業を遅刻しないで通ってみた。

    いよいよ卒業と云う日、
    担任から、
    「矢吹、卒業できるぞ」との言葉。
    えっ?と思ったが内心「ラッキー」ぐらいにとらえていた。

    無事、卒業式を終え、
    挨拶もかねて職員室に向かい、
    なんなら俺に「ダブるぞ」と言った先生に
    「俺卒業出来たぜ!」とイヤミでも言ってやろうと思い、
    職員室のドアを乱暴にあけ、その先生を見つけるやいなや

    「俺・・」
    と言おうとした次の瞬間

    「矢吹〜。よかったなぁ。卒業おめでとう」
    「えっ?」
    「おまえが諦めないで最後まで学校に来たからなぁ。良かったな」
    「・・・」
    「ようやった!」

    そのあと涙が止まらなかった。
    しばらくの間、俺は人の目をはばからず職員室で泣いた。



    なつかしい。

    田中先生。
    おぼえているだろうか。


    その当時の俺の器量の小さい事と言ったらないね (笑)


    やはり思う。愛こそすべてと!


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